小間番号: D-99
イタリア大使館貿易促進部は、イタリア企業の国際化を推進するイタリアの政府機関であり、イタリア企業や各州政府、業界団体、その他の官民関連組織と連携を取りながら、「メイド・イン・イタリア」製品およびサービスの販売力強化を目的として活動を行なっている。今回のBioJapanではイタリアのバイオテック企業・機関を紹介し日伊間のパートナーシップ強化に貢献する。また政府機関の代表者によるパネルディスカッションも開催し、魅力あるイタリアのバイオテック業界への投資を促したいとしている。
2024年時点、イタリアのバイオテクノロジー市場の企業数は前年比5%増の5869社に達し、総売上高は534億ユーロ(約9.9兆円)を記録した。割合としては農産食品分野が最も大きく、270億ユーロ(約5.0兆円)を超えた。
一方で、生物医学と保健衛生分野の売上も208億ユーロ(約3.9兆円)と高く、1社あたりの平均売上高は4700万ユーロ(約87億円)を超える。これには主に製薬企業が貢献しており、継続的な技術発展によって革新的な製品が誕生しているためだ。一方、スタートアップも多く存在し、投資機会も増しているとのこと。
バイオテクノロジー分野の注目のイノベーション動向としては、AIや量子計算を融合した精密医療、環境負荷の低いバイオソリューション、持続可能な素材・食品生産を可能にする精密発酵が挙げられる。また、ゲノム編集のような先端育種技術に代表されるアシステッド・エボリューション技術や、廃棄物を高付加価値製品へと転換するバイオコンバージョンも大きなポテンシャルを秘めている。
投資家にとっての大きな魅力は、高度な専門性を有する優秀な人材が豊富でありながら、他国に比べて人件費にメリットがある点だ。国を挙げた技術移転や研究インフラ投資の強化も進んでおり、投資環境が整備されつつある。
BioJapanのブースでは各企業や州政府の取り組みを紹介。さらに初日には、会場内プレゼンテーションにて州政府代表らによるイタリアへの投資機会や日本企業の成功事例を紹介するセミナーを開催する。バイオテクノロジー市場を切り開いているイタリアの今を、ぜひ現地で体感してほしい。
ブースでの出展企業・団体は以下のとおり。
● Blue Engineering
高度な数値解析・シミュレーションサービスを提供するために1993年設立。現在では主に輸送機器分野を中心に、幅広い産業において技術設計やエンジニアリングに対応する。BioJapanでは製造およびIT・AI部門が出展し、ヘルスケア・臨床医療、手術計画・トレーニング、生産・物流の自動化、インテリジェント品質管理、機器間通信ネットワークおよび複雑な通信プロトコルなどの取り組みを紹介する。
● ALMA SERUM srl
美容、メディカルスキンケア、および製薬業界向けに、有効成分の送達技術を革新するディープテック・バイオテクノロジー・プラットフォーム企業。産業・農業由来の副産物から、原料コストをかけることなく高品質な生理活性複合体を抽出することを得意とする。独自開発した有効成分送達マトリックスは、皮膚に触れると瞬時に溶解し、肌の内側から内因性コラーゲンの産生を促すという。
●Bioindustry Park Silvano Fumero SpA Società Benefit/bioPmed
イタリア北西部に位置するライフサイエンスおよびヘルスケア・医療分野に特化したサイエンス&テクノロジーパークで、1998年に設立。企業、スタートアップ、研究機関の受け入れ・支援を行うとともに、2009年からは地域イノベーションクラスター「BioPmed」を運営している。コミュニティには、バイオテクノロジー、製薬、診断、医療機器、デジタルヘルスまで、幅広い分野の組織が参画。国内外の学術機関や大企業、サイエンスパーク、各種投資家とのネットワーク構築も推進している。
●Piemonte Agency
イタリア北西部に位置するピエモンテ州の公的機関。ピエモンテ州は、医療用品・医療機器・設備、MedTechソリューション、デジタルヘルス・AI、再生医療、研究・検査機器、体外診断用医薬品、医薬品・サプリメント、病院管理・運営サービスなど、幅広い分野で高い専門性を有する欧州有数のライフサイエンス拠点となっている。世界トップレベルの研究機関、多国籍企業、革新的な中小企業が集積し、強固なネットワークを形成するエリアとして高度に統合されたエコシステムを有している。
●Invest in Tuscany
トスカーナ州への投資促進を担う地域の総合相談窓口。海外企業に対し、トスカーナ州における投資・事業機会の評価・検討を支援する。加えて、地域での拠点設立や事業拡大に向けて、情報提供、関係機関の紹介、各種手続きに至るまで、一貫した支援を提供する。提供するすべてのサービスは無料。機密保持を徹底するとともに、各企業のニーズに応じた個別対応を行っている。
●CYANAGEN SRL
2003年設立のバイオテクノロジー企業。ライフサイエンス研究用および体外診断向けに、化学発光基質、蛍光標識試薬、磁気ビーズ、DNA/RNA抽出キットの設計・開発・製造を行っている。第三者の技術を一切使用することなく、すべて自社内で一貫して行っている。OEMソリューション、バルク試薬、有機合成やバイオコンジュゲーション(生体分子結合)などのサービスも提供している。
● Olon S.p.A.
CDMOおよびジェネリック医薬品市場向けに、原薬(API)の開発・製造を行う。世界14カ所の製造拠点および14カ所の研究開発センターで構成され、350名の研究開発専門職を含む2800名の専門人材のグローバルネットワークを有する。化学物質の受託合成や微生物発酵に対応し、高活性化合物や高毒性化合物向けの封じ込め設備を含め、さまざまな封じ込めレベルに対応する。
【企業・団体名】イタリア大使館貿易促進部
【URL】https://ice-tokyo.or.jp/
【展示会】BioJapan
【小間番号】D-99
【出展者プレゼンテーション】10月7日(水) 13:50 ~ 14:55 「イタリア投資セミナー 医薬品・バイオテクノロジー分野の投資先としてのイタリア」